恐竜 dinosaur 2005 4 22
21世紀は、大量消費の時代が終わり、省エネルギーの時代となるでしょう。
誰もが、省エネルギーを気にする時代となるのです。
そうならなければ、世界は、持続可能ではないのです。
こうした環境の変化に対応できなくて、
20世紀の恐竜は、倒れていくかもしれません。
しかし、石油を贅沢に使う時代は、終わるのです。
今のまま浪費を続ければ、石油は、30年以内に枯渇するでしょう。
昔、父親から、こんな話を聞きました。
「日本が、先進国の仲間入りをすると、大変なことになると言われたものだ。
何しろ、日本の人口は、何と1億人もいるから、
日本人が、石油を浪費すると、石油危機になってしまうと言われたものだ。」
当時、こうした心配は、当然だったと思います。
ヨーロッパの先進国には、人口が1億人を超える国はなかったからでしょう。
しかし、こうした心配は、杞憂に終わりました。
日本は、省エネルギー技術に優れた国になったのです。
さて、「人口13億人の中国」と「人口10億人のインド」が、
先進国の仲間入りをすると、どうなるか。
持続可能か 2005 4 3
はたして、石油で成り立つ現代文明は、持続可能か。
今の状態では、持続不可能と言わざるを得ないでしょう。
下記の文章を読めば、持続不可能と推定できるでしょう。
しかも、この文章は、人口10億人のインドを考慮していません。
「人口13億人の中国」と「人口10億人のインド」が、
欧米人のような生活を望む時、現代文明は持続不可能となるでしょう。
だからといって、自分たちだけ贅沢をしておいて、
中国やインドに、質素な生活をしなさいとは言えないでしょう。
つまり、石油で成り立つ現代文明は、持続不可能と言えるのです。
原油 crude oil 2004 2 12
今日(2004年2月12日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「昨年の原油需要 中国、日本を抜く」
「専門家によると、
『現在、中国の一人あたりの石油消費量は、日本の1割程度。
それが、世界平均である中南米並みになれば、
中国全体の消費量は、全欧州を上回る』と試算。
『一人あたり消費量が、現在の韓国の4割程度になった段階で、
全体の消費量が、アメリカを上回る』と分析する。」